ジェロントロジー研究
「60歳からの人生ゲーム」に関して
地域の医療や福祉に関する包括的なケアシステムを構築する事を目指します!
■ゲームの概要
60代から生涯を終えるまでを描いている。ゲーム内の様々なイベントを通し、これまでの人生やこれからの人生について考え、語っていただく。
ゲームの最終的なゴールは「死」となっている。ゲームを通し自分の最期についても考えていただく機会を作る。
■ゲームのターゲット
60歳以上の高齢者(※60歳未満の方には自身の60歳以降の生活を想定して回答していただく)
■コンセプト
○ゲームを通して高齢者の方々に自分自身の人生・最期について考えることへのハードルを下げ、その想いを家族の方と共有することの重要性を理解していただく。
○私たちが高齢者の方々に対して考えていることと高齢者の方々自身が想っていることとの差異について知る。
■目的・ゴール
○結果を医療従事者と共有し、より良い医療現場の創出を実現する。
○人生の中での経験と最後の希望との関係を明らかにすることで、どのような要因が希望に関係しているかということへの理解を深め、論文として発表することで社会に貢献する。
■アピールツール
○人生ゲームのマス目のイベントは60歳以降に起こりうる様々なライフイベントが設定されている。その中で今までの経験やこれからの人生設計を話していただくことで、これまでの人生を振り返っていただくと同時にこれからについて考えていただく。
○振り返りシートを用い、ゲーム内の人生でどのようなことが起こったのか記録し、ゲーム終了後、ご自身の人生との比較、これから起こりうることの想定を行っていただく。
■お問合せ先
研究内容に関するご質問は、以下の研究責任者の連絡先までご連絡ください。
研究責任者:永野 聡(立命館大学産業社会学部・准教授)
住所 〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
連絡先 email:s-nagano@fc.ritsumei.ac.jp 電話番号:075‐466‐3137
研究実施者:立命館大学産業社会学部永野ゼミ(伊藤、西田、小野、景山、舟橋、石野)
<2021年度の取組み>
改訂版「60歳からの人生ゲーム」を実施しました。
元NHKの三宅民夫アナウンサー(立命館大学産業社会学部客員教授)とゲームを実施しました!
■概要
2021年度ジェロントロジー班メンバー(松本、富田、後藤)の開発した人生ゲームを、元NHKアナウンサー(立命館大学産業社会学部客員教授)の三宅民夫さんにプレイして頂きました。
ゲーム実施の様子は動画にまとめております。
三宅先生からは示唆に富むご助言を頂きました。誠にありがとうございました!
■本ゲームの特徴
・リアルな人生をシミュレーション出来る様に、病気・保険・介護等の詳細な設定を行いました。
・米国の取組み「Five whishes」にヒントを得て、バケットリストを作成して、ゲーム後に記入して頂きました。
<2022年度の取組み>
US・ボストンにて「60歳からの人生ゲーム」を実施しました。
ボストンの高齢者の皆様と「60歳からのゲーム(英語版)」を実施しました!
MIT Agelabのご協力のもと、「60歳からの人生ゲーム(英語版)」を実施しました。
今回は、その要素をV-log風にお伝えいたします!
■関連広報
○立命館大学広報課より